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そしてツクシさんは考えた末に村長に立候補した。
「誰だ?あの変なおっさん……」
「そう言えば、大繁盛してる喫茶店のオーナーみたいだぞ!」
「こいつもただの金儲けで村長を狙ってるだけだな!」
「どうやら以前は警視庁にいたそうだぞ!」
「尚更、怪しい!きっと悪い事をして警察をクビになったに違いない!」
「村長1番の手下の部長と一騎打ちだがどっちもどっちだな……」
「でも、このまま行けば、部長が繰り上げ当選で決まりだな!」
ツクシさんの立候補は、以前の一馬より悲惨な評判で村からの評判は悪かった。
それによって喫茶店の客も減少し出した。
「ツクシさん、政策を村民に伝えないと誰も信用しないよ!」
「明美さんの言う通りだねぇ……
政策か……僕はこの村が大好きなんだ!だから、この村を守りたい!」
「ツクシさん……カトケンさんとそっくり……
その気持ちは分かるけど、村民が納得する政策を伝えないと……」
「明美さん、輪奈美と一緒の事を言ってるよ……」
翌朝からツクシさんは喫茶店の前で演説を始めた。
「万福村には企業などの誘致はしません。
村民皆んなで万福村を作り上げるのです。
皆んなの力で万福村を盛り上げていきましょう」
「カトケンさん、保育園の経営ってツクシさんどうするんだろう……」
「万福村が保育園を買い取って、村が経営するそうだよ。
村民の中にも保育士の免許持ってる人が居るみたいだからツクシさんが当たって見るって言ってた。」
「あの、若い先生も残ってるのかなぁ……」
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