79人が本棚に入れています
本棚に追加
「私、万福村に住みたいんです!
そしてあの保育園でまた、一緒の保育園の園児の皆に逢いたくって……」
「失礼ですがお名前は?」
「小豆モナカです。」
「ハーフの方ですか?顔立ちがハッキリている方だと……」
「父はイギリス人で高校までイギリスに…」
僕は笑いが止まらなかった。
小豆モナカって、確かに言ったよね……
僕はどうしても確認したかった。
「今、小豆モナカって言いましたよね。」
「は、はい、小豆モナカです!」
「健二君、失礼だよ。
小豆さん、住む所が無い状態で……
アパートやマンションを建設してるんだけど追いつけなくって……」
「あっ、助六さんと馬実さんの家の部屋がまだ、空いてるかも……」
「あそこは変なアメリカ人2人が生活してるんだろ、そして一馬君とムサシ君が帰って来たら部屋なんて無くなるんじゃ……」
「一馬君とムサシ君なら大丈夫ですよ。
彼らは馬小屋生活ですし……」
「あの〜〜アメリカ人さんも生活してるんですか?」
「私、どちらかと言えば日本語より英語に慣れていて……アメリカ人の人が居るのならとても安心します。
是非、その家を紹介して頂けないでしょうか?」
「は、はい……
モナカさん安心して下さい。
僕が助六さんと馬実さんに聞いてきます!」
「よく、皆んなから笑われるんですが、私の名前、変ですか?」
「い、いえっ……」
そして、またまた変な展開になってしまった。
最初のコメントを投稿しよう!