第7ミッション        僕、イクメンになります。

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「父ちゃん、どうしたんだぁ!今日は沢山のお客様だなぁ……」 「お客様じゃないよ。この家の住居人だよ。 一馬とムサシ君には何も言ってなかったなぁ……  紹介するよ。  アメリカから来た、マークとジョージだ。」 【マークです!一馬君、知ってるよ。 うまごや凄い人気だね。】 【ジョージです。僕達が音楽事務所を辞めなかったら、カトケンさんとうまごやはアメリカ進出だったのに……悪い事をしたよ。】 「おい……ムサシ、コイツら宇宙人かぁ?変な言葉を喋ってるぞ⁇?」 「一馬、英語だよ。  この人達、アメリカの音楽事務所にいたんだって!」 「英語?ムサシも宇宙人の言葉が分かるのかぁ……」 「だから、英語だって!」 「英語?  わっ…………父ちゃん、この美しい美女は誰⁇⁇」 「あっ……この前、言っていた一馬のフィアンセだよ。」 「フィアンセ⁇⁇何だそれ?父ちゃんもいつの間に宇宙人になったのかぁ……」 「一馬、これも英語だよ。一馬の婚約者だって!この人。」 「大家さん、どう言う事ですかぁ……私が一馬さんのフィアンセ?って……」 「すまない、ワシと馬実さんで話し合ったんだ。  どうしても、ワシと馬実さんは早く孫が見たいんだ……健二君の所の歩美ちゃんと歩夢君みたいに……  どうだい?モナカさん……一馬と結婚してくれ?」 「助六さん突然結婚だなんて……取り敢えず、お付き合いしてみたら?」 「………。」 「オレ、こ、こ、こ、この人と結婚する。  オレと結婚して下さい。」 「いやゃーーーん」  モナカさんは、顔を真っ赤にして自分の部屋に逃げて行った。 「一馬、今日会ったばかりなのに結婚なんて駄目だよ。」 「そんな事を言うなよ。ムサシ……  あんな美人、俺達のファンの中にもいない美人だぞ!」 「確かに凄い美人だなぁ……」 「父ちゃん、あの子、モナカって言うのか?」
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