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モナカさんはその日から部屋から出て来なくなった。
「馬実さん、やっぱり一馬はアホだからモナカさんもアホとは付き合いたくないんだろうね……」
「もうちょっと、一馬に勉強させるべきだったわ……」
「ムサシ、お願いだ!モナカさんを酔わせる歌を書いてくれないか……」
「曲を作るのか?」
「そうだ!ムサシの作った曲でオレはモナカさんにオレの気持ちを伝えるんだぁ!」
「それって、俺が書くから一馬の気持ちじゃ無いじゃないか?」
「そんな事、いいんだよ。
早くしないと変なアメリカ人にモナカさんを奪われてしまうよ。
あいつら、モナカさんをヨダレたらして見てたし……」
「分かったよ。書いてみる。」
「ありがとう!ムサシは心の友だ!」
ー2日後ー
「馬実さん、まだモナカさんは部屋から出て来ないのかい?」
「助六さん、やっぱりモナカさんに失礼な事を言ってしまっわね…誰も結婚相手になると一馬じゃね……」
「一馬、出来上がったぞ!最高の曲が、でも、歌うのは一馬だぞ、頑張れ!
曲は【俺と付き合ってくれ!】だ。
「何だか、そのままのタイトルだな……
今から、モナカさんの部屋に行ってくる!」
「今から行くのか?一馬……」
「うん、あっ、やっぱりムサシもオタマトーンを持ってついて来てくれ!」
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