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次の日から早速、ツクシさんは園庭に出て、親や子供達に挨拶していた。
「おはよう!今日も1日、元気に遊ぼうね!
あっ、健二君とアケビさん、それに歩夢君と歩美ちゃん、おはよう!
今日から園長にもなりました。
ツクシです。
安心して任せて下さい。」
「ツクシさん、硬っ苦しい挨拶なんて!
でも、ツクシさんが園長だってら安心だね! カトケンさん。」
「ほんと!しかし、ツクシさんは大変ですね、 村長に園長、それに喫茶店の経営まで……」
「まだまだ私の職種は有るんですよ。
建設現場管理者とかも、この前、資格を取りに行きました。」
「えっ……」
「今度、保育園でも未来に通用する子供達を育てる為に2人の外国人を雇ったんですよ。
保育士の資格は有りませんが、英語の先生として頑張って貰うつもりです。」
「それってもしかして……」
「あっ、やって来ましたよ。」
「オハヨウゴザイマス、」
「やっぱり、マークとジョージだ!」
「ボクタチ、ヤット、マトモナ、オシゴト、ニ、ツケマシタ。」
「ツクシさん、こうやって村の人達の雇用も考えているんですね。」
「まだまだですよ。万福村は住み良い村を目指して自分に合った就職100%を目指しますよ。
見て下さいあのイキイキとしてる先生」
「おはよー!今日も元気に遊ぼうね!」
その笑顔はモナカさんだ。
一馬君と付き合いだして又一段と笑顔が輝きだした。
「カトケンさん、何ずっとモナカさんばっかりみてるの?」
「あ、あっゴメンなさい……」
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