79人が本棚に入れています
本棚に追加
ー助六さん宅ー
『小娘、ワシらの事を言うんじゃないぞ?』
「昨日、危うく言うところだったんだぁ……
あっ、ほとんど言ってしまったかも……」
『えっ……トメさん、この小娘、何でワシらの事が本当に見えるのか⁇』
『おい!小娘、お前は霊感が有るのか?』
「そうだよ!引っ越して来た時から実はずっと見えてたんだぁ〜。」
『じゃ、何で今更……』
「だって、いつも2人は♡♡なんだもん」
『………ずっと見てたのか?』
「見るわけ無いでしょ!あっ、隣のおっさんは⁇」
『最近、寝不足なんだってよ!
変な外人2人が夜中までワイワイうるさいからの〜』
「でも、毎日、楽しいよね!
そう言えば、今度の土曜日、一馬君が帰って来るんだぁ!……そこでお願い!
一馬君が帰って来たら私、一馬君と馬小屋に寝るの!そうしたら、ムサシ君は寝る場所が無いでしょ!
この部屋にムサシ君を泊めてやって!」
「小娘、お前も馬小屋に寝るのか⁇」
「うん!♡♡♡」
『屏介、この家も賑やかになったの〜』
『助六に嫁の馬実、それに変な外人2人、
それに小娘、そしてアホな一馬にムサシ。
あっ、それにワシら3人かい。』
「私、こんな大家族が憧れてたんだぁ!」
「ツキガ、デタデタ、ツキガ、デタ、ヨイヨイ!♪♪♪」
『向こうの部屋も賑やかじゃの〜
あの外人、何処で日本の歌を覚えたんじゃ……』
「あっ、私が保育園で教えました。」
『あの外人、保育園でも英語を教えてるそうじゃの〜』
「うん、だから代わりに私がマークとジョージに日本の歌を教えてるの!」
『トメさん、屏介さん、ちょっと開けて下さい!あの2人夜中まで毎日どんちゃん騒ぎなんですよ!』
『おっさん、我慢しろ!』
最初のコメントを投稿しよう!