第7ミッション        僕、イクメンになります。

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 ー加藤宅ー 「カトケンさん、今日もパン完売したね!」 「アケビさん、レースの練習も有るのに手伝ってくれて、無理しなくっていいよ。  アルバイトのおばちゃんも居るんだし!」 「おばちゃん?私、まだ55歳よ!」  従業員、働木蜂子(55歳)  ヨシ君のおばあちゃんである。 「蜂子さん、ヨシ君、今度の音楽発表会観に行くんですか?」 「ちょっとトラウマになってハーモニカ吹くのが嫌みたい。  保育園ではモナカ先生が一生懸命に教えてるんだけどね……」 「子供って興味が無くなったら、気持ちを取り戻すのが難しいって言ってたもんね。」 《ピンポ〜ン♪♪♪》 「カトケンさん、誰だろう?」 「きゃっきゃ!」 「歩美、駄目だよ。勝手に玄関に行っちゃ……  あっ、モナカ先生。」 「夜分遅くにすみません……  あっ、ヨシ君のおばあちゃんまでいらっしゃってる!  ちょうど良かった!カトケンさんと明美さんに相談しようと思って来たんです。」 「相談?」 「実はヨシ君なんです……」 「私の孫が何か?」 「どうにも、私のせいで音楽に興味を無くしたみたいで……申し訳ございません。」 「ヨシ君、ハーモニカが嫌になったのかなぁ……カトケンさん?」 「う〜ん…どうかして興味を惹く事出来ないかなぁ……」  モナカさんはタンスの上に置いて有る物に目がいった。 「カトケンさん、明美さんあれは何ですか?」 「あれはカトケンさんがイケメン5と一緒に歌った時に吹いてたオタマトーンですよ。」 「オタマトーン⁇」
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