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「凄く可愛い!」
「でも、僕もいまだに上手く弾けないんです。」
「これっ、何処で売ってるんですか?」
「これはムサシ君から貰ったから分からないけど、ネットで購入したって言ってました。」
「今度の音楽会、ハーモニカを辞めて皆んなオタマトーンにしたらどうだろう……⁇」
「モナカさん、音楽会まで2週間だよ。
間に合う?」
「明美さん、別に間に合わないでも良いんですよ。
これから皆んな横一線でオタマトーンを練習出来るし、これだったらヨシ君やハーモニカを吹けない子だって頑張れるかも!」
「モナカ先生、ありがとう!
きっと孫のヨシも頑張ると思います。」
「ヨシ君のおばあちゃん、本当にヨシ君に辛い思いをさせて申し訳ございませんでした。」
「モナカさん、私、おばあちゃんじゃありません……」
「すみません……」
ー園長室ー
「もちろん、許可します。
村からオタマトーンの補助金くらい出ますよ。」
「園長先生、玄関に大量の変わったオモチャみたいなのが届いてます。」
「えっ、大量のオタマトーンだ!誰からだ⁇送り主の名前が書いてないなぁ……健二君達だろう……ありがとう。」
「アケビさん、思い切った事をしたね。
お金にケチなアケビさんがオタマトーンを300個なんて!」
「カトケンさん、今何って言った?
もしかして私の事をケチって⁇」
「ご、ごめんなさい……」
「カトケンさんに内緒で私の美肌化粧品会社の広告料とカトケンさんの印税全て使っちゃった……勝手に使ってごめんね。」
「でも、オタマトーン300個だったらそこまでならないんじゃ……確か何億有ったような⁇」
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