第7ミッション        僕、イクメンになります。

81/98
前へ
/338ページ
次へ
 ー宝福村役場ー 「銭村村長、と、と、隣村の村長とカ、カ、カトケンさんとバ、バ、バイクレーサーの加藤明美選手が来られてます。」 「な、な、なんだと!話題の2人と村長のお出ましとは……中に入ってもらえ。」 「は、はい。」 「銭村村長、久しぶりです。」 「どうなされた?  それに今をときめく大スター夫婦に逢えるなんて光栄です。」 「は、初めまして、加藤健二です。」 「初めまして!加藤明美です。」 「硬っ苦しい挨拶なんて抜きにして今日はどうなされました。」 「銭村村長……私はあなたに400億の小切手を差し上げたつもりです。  本当に400億相当の病院建設費と医療機器が整った病院が出来るんですか?」 「何を言ってる!ツクシ村長さん。私を信じて無いの?」 「僕はあなたを信じていた。  あなた、私の事を覚えてないのですか?」 「あなたの事⁇⁇」 「あなたが沢山の汚職を繰り返し、その時あなたを逮捕したのは私です。  何度も刑務所にも、面会に訪れたはずですが……  刑務所を出てから、気持ちを入れ替えて、ここ宝福村で村長まで上り詰めたまで聞きました。」 「えーーーっ!あの時の警視長だったのがツクシ村長だったの〜〜」 「はい。銭村村長、あなた私達が送った小切手400億、なんぼ使ったの?」 「す、すみません。  1億ほど……なかなか貧乏生活に慣れて、お金を使うのが必死でした。」 「必ず、1億円はお返しします。  必ず、立派な病院を再計画しますのでご安心して下さい。」 「健二君、明美さん、どうしましょう。」 「ツクシさん、村長さんを信じてあげようよ。」 「そうだね…私もカトケンさんに賛成!村長も反省してるみたいだし。」 「今回は多目にみるんで2人でこの素晴らしい2つの村を最高に住みやすい村にしましょう!  あっ、どこでも直ぐに運べるドクターヘリも購入お願いします。」 「ツクシさん、ドクターヘリが有ったら、他の村からも運べるし良いですね!アケビさん!」 「お金が足りなかったら、来月、カトケンさんの印税が入るからいつでも言って下さい。」 「えっ………」 「それで宜しいでしょうか?銭村村長さん。」 「は、はい……」
/338ページ

最初のコメントを投稿しよう!

79人が本棚に入れています
本棚に追加