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ー宝福村役場ー
「銭村村長、と、と、隣村の村長とカ、カ、カトケンさんとバ、バ、バイクレーサーの加藤明美選手が来られてます。」
「な、な、なんだと!話題の2人と村長のお出ましとは……中に入ってもらえ。」
「は、はい。」
「銭村村長、久しぶりです。」
「どうなされた?
それに今をときめく大スター夫婦に逢えるなんて光栄です。」
「は、初めまして、加藤健二です。」
「初めまして!加藤明美です。」
「硬っ苦しい挨拶なんて抜きにして今日はどうなされました。」
「銭村村長……私はあなたに400億の小切手を差し上げたつもりです。
本当に400億相当の病院建設費と医療機器が整った病院が出来るんですか?」
「何を言ってる!ツクシ村長さん。私を信じて無いの?」
「僕はあなたを信じていた。
あなた、私の事を覚えてないのですか?」
「あなたの事⁇⁇」
「あなたが沢山の汚職を繰り返し、その時あなたを逮捕したのは私です。
何度も刑務所にも、面会に訪れたはずですが……
刑務所を出てから、気持ちを入れ替えて、ここ宝福村で村長まで上り詰めたまで聞きました。」
「えーーーっ!あの時の警視長だったのがツクシ村長だったの〜〜」
「はい。銭村村長、あなた私達が送った小切手400億、なんぼ使ったの?」
「す、すみません。
1億ほど……なかなか貧乏生活に慣れて、お金を使うのが必死でした。」
「必ず、1億円はお返しします。
必ず、立派な病院を再計画しますのでご安心して下さい。」
「健二君、明美さん、どうしましょう。」
「ツクシさん、村長さんを信じてあげようよ。」
「そうだね…私もカトケンさんに賛成!村長も反省してるみたいだし。」
「今回は多目にみるんで2人でこの素晴らしい2つの村を最高に住みやすい村にしましょう!
あっ、どこでも直ぐに運べるドクターヘリも購入お願いします。」
「ツクシさん、ドクターヘリが有ったら、他の村からも運べるし良いですね!アケビさん!」
「お金が足りなかったら、来月、カトケンさんの印税が入るからいつでも言って下さい。」
「えっ………」
「それで宜しいでしょうか?銭村村長さん。」
「は、はい……」
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