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アケビさんがフランスに旅立って2日が過ぎた。
不思議と歩夢と歩美は、駄々をこねない。
「歩美、ママが居なくっても大丈夫なの?」
「うん!」
「歩夢は⁇」
「ブーブーいい!」
仕事もある程度はパートの人に任せられるようになり、2人の面倒も見れるようになった。
「あれっ、歩美どうした?」
「くちゃい」
歩夢は鼻を押さえている。
「あっ、焦げた匂い……」
「すみません!石窯のパン、焦がしちゃいました。」
やっぱり、まだまだだけど凄く助かる……
歩美と歩夢は1歳6カ月を過ぎ、歩美はカタコトの単語をどんどん喋ってる。
そして、走りまくる程元気だ。
でも、歩夢は、パパ、ママ、ブーブーばかりでまだ、ヨチヨチ歩き。
しかし、歩夢は異常なまでに乗り物に興味津々で、飛行機のオモチャを持てば、手で飛ばしている。
列車や車は部屋中を回って止めに入るまで遊んでいる。
歩美は手が掛かるが歩夢はオモチャが有れば大丈夫な子だ。
でも、少し心配だ。
同じ双子の兄妹なのに、こんなに性格が違うものだろか……
僕は正直、歩夢が気になっていた。
アケビさんは大丈夫って言うがやっぱり心配だ。
僕は母親に電話した。
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