第7ミッション        僕、イクメンになります。

93/98

79人が本棚に入れています
本棚に追加
/338ページ
《下位グループにいた加藤明美選手団子状態から抜け出したーーー!  そしてトップの山﨑美和とは半周の開きがありますが、加藤明美選手、徐々に距離を縮めてます。  あっ、山﨑美和選手、トマホークが追い越した!  そして、フックギブソンまで山﨑美和選手を追い越したーーー!  その後ろには走橋瞬太も迫って来てます。 トップも団子状態だーーー!  しかし、山﨑美和選手、遅れて離されたーーー!  その後ろには、何と加藤明美選手が迫って来たーーー!》 「アケビさーーーん!頑張れ!」 「ママ〜〜!」 「ママ〜〜!」  歩美と歩夢がテレビにへばり付いて見出した。  何故、僕は子供を連れてフランスに行かなかったか今頃、後悔した。  やっぱりフランスに行くお金なんて無かったんだ。  この家は、貯金0だった。 「美和、ごめんね!先に行くわよ!」 「明美、絶対、優勝してね!」 「うん。」 《加藤明美選手、トップの団子状態の中に入ったーーー!  インから攻めるつもりなのかぁーーー!》 『明美、危険過ぎる!  無茶だ!奴らはそう簡単にはトップを譲ってくれない!無理したら、接触で大事故だ!』 「お、お父さん………お父さんなの?」 『ヤバい………違うよ。ただのオバケ……』 「いやっ、かなりやつれてるけどお父さんだもん!」  やっぱり、あんな奴らと一緒に生活したら、やつれてしまうのか……
/338ページ

最初のコメントを投稿しよう!

79人が本棚に入れています
本棚に追加