第1章4節

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第1章4節

 (かれ)はさっき祈りを捧げた聖堂、ファレス大聖堂に戻っていた。  七大神天竜の使い、守護天竜ミカルから呼ばれた気がしたのだ。  ミカルは太陽や戦いなどを司り、八翼と赤と金のドラゴンの体を持つ。  背後には天輪が、額には小さな太陽がはめられていて、炎光剣と水氷剣が浮き、審判の闇の大剣を手に持っている。  (かれ)ーーーシファルは人々をかき分け、ミカルの前に立った。 「シファルと言う名で竜は動いているのか。」 とダーク。 「あと、図書館やなどをしているということ以外は……。」と終闇。 「あいつらしいな。」とシャイニング。  竜がすぐに別の目的地に移動することはないはず。情報収集もしているのだろう。  竜が俺たちに会いに来ないというのも気になる。 正直、焦りと怒りが募っていく。  そうなるとミスをする。しかし、収まらない。  竜からもらったドラゴン、トウがどこかに飛んでいった。
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