3人が本棚に入れています
本棚に追加
第1章4節
竜はさっき祈りを捧げた聖堂、ファレス大聖堂に戻っていた。
七大神天竜の使い、守護天竜ミカルから呼ばれた気がしたのだ。
ミカルは太陽や戦いなどを司り、八翼と赤と金のドラゴンの体を持つ。
背後には天輪が、額には小さな太陽がはめられていて、炎光剣と水氷剣が浮き、審判の闇の大剣を手に持っている。
竜ーーーシファルは人々をかき分け、ミカルの前に立った。
「シファルと言う名で竜は動いているのか。」
とダーク。
「あと、図書館や竜堂巡りなどをしているということ以外は……。」と終闇。
「あいつらしいな。」とシャイニング。
竜がすぐに別の目的地に移動することはないはず。情報収集もしているのだろう。
竜が俺たちに会いに来ないというのも気になる。
正直、焦りと怒りが募っていく。
そうなるとミスをする。しかし、収まらない。
竜からもらったドラゴン、トウがどこかに飛んでいった。
最初のコメントを投稿しよう!