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ヒノヒカリ
少し暗い窓の外
分厚い雲のあいだから差す光が
とても綺麗で
だけど少し切なく思うのは
その光はいつも私に差すことは無いから。
手を空に伸ばして
もう少し、
そう思うのに
また分厚い雲に隠れてしまう。
いつだって私は曇り空の下
ただ静かに遠くを眺めるだけ。
だけど少しだけ
少しだけ希望を持っても良いのなら
長く続くこの道を
光差す方へと歩いて行きたい
いつかその光を浴びてみたい
眩しいその世界へ向かう
今はまだその途中
そう思っていたい。
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