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「やっぱここまで。こんな可愛いアンタを他のやつに見られるなんて無理。」
そう言うと那知はパソコンの配線を引き抜いた。
それから正常位へと体勢を変えて、挿入を再開。
「アンタは俺だけ見てて。俺の前だけで乱れてよ。」
「な、んで……っ」
「んなの、わかんだろ。アンタの事が好きなんだよ。」
突然そんなことを言われて一織は驚いた。いつも冷たい態度で誰ともつるまず、他の人間に興味がなさそうな那知からその単語が飛び出すなど信じられなかった。
「う、そ……」
「うそじゃねぇし。言ったろ、アンタでしか勃たなくなったって。」
わかってんの?と少しイラついた声で問われて反射的に一織は答えた。
「んんっ……わか、ったぁ……分かったからっ……奥、もっとしてぇ……那知のでぐちょぐちょに掻き回してっ……」
「くっそ、煽るの反則っ……」
「ふぁっ……んんっ、あっん……」
「っく、イク……出そう……」
「はぁっ、は……那知……なち……出してぇっ……ナカ、にほし……」
「……後で文句言うなよなっ」
「んっ……いわ、ないから……っ」
一織は那知の首に腕を回してくっつく。
多少の動きにくさを感じながらも那知は奥を穿ち続けた。
「……だすぞっ」
「んっ、んん……」
達する直前、那知は一織の唇を塞いで舌を絡ませ、口腔内を蹂躙する。
最奥を突きあげ、一織のはお腹の奥に熱い精を吐き出した。
「んくっ……」
「んーーーーーーっ」
唇を塞がれたまま、一織も達した。中も、体も痙攣させながら溢れ出した精液は那知のお腹を汚す。
* * * * *
暫く2人は動けずにぼんやりと時間だけが過ぎていった。
そんな中、先に口を開いたのは一織だった。
「北原……さっきのって」
「なに?」
「俺でしか勃たなくなった……とかいうアレ……」
「あぁ。それが?」
「それって……」
「……アンタのこと好きってことだよ。」
一織はセックスに夢中でところどころ記憶が曖昧になってるようだったので那知は改めて伝えた。
「すき……いつ、から?」
「そんなの、わかんねぇよ。けど、もしかしたら最初からかもな。」
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