裏アカ

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それから一織はmioとしてSNSを更新するのを止めた。 だが3日も経てばmio宛に更新はまだか、もっと見たいと言った連絡が来るようになった。そして、一織自身も見て欲しいと言う欲望が湧き上がってきていた。 その日の夜、一織は首のホクロが写りこまないようにして際どい写真を投稿した。マイクロビキニを着けた自撮り写真は瞬く間に拡散、コメントもあっという間に3桁を超える。 『mioだ!身体綺麗!』 『エロ〜』 『やばっ、これは勃つ。』 『最高にえっち!』 「みんな、もっと……もっとみて……」 久しぶりの自撮りに興奮してしまう。マイクロビキニの前部分が膨らんではみ出そうになる。 「これも……撮って載せようかな……」 mioとしてならどんなに恥ずかしい格好でも厭わず出来た。むしろ際どければ際どいほどに興奮した。 「っはぁ、やば……後ろ疼く……」 ベッド脇のチェストから小さな箱を取り出す。そして、SNSを介して開ける裏動画配信サイトを立ち上げる。 写真だけ物足りない時、mioはこうして自慰行為を動画配信していた。もちろん顔出しはなし。ウイッグを被り、マスクをつけての配信だ。動画配信はお金を払わないと見れないが、固定リスナーがそれなりに付いていた。
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