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「で、今日の本題なんだけど。」
「?」
「俺とセックスしない?」
「……は?」
突然の話題転換に頭が追いつかなくて変な声で返事をしてしまう。
「mioを見つけてからさ、mioでしか勃たなくなってさ責任とってもらおうと思って来たんだよね。」
ニヤリと笑う那知。
「え、や……いや、どういう……」
状況が呑み込めずにいる一織。
「だから、俺とセックスすんの。今から。しかも生配信。見吉サンさぁ、ぶっちゃけ溜まってるでしょ、ここ数日SNS我慢してただろうし。だからと言ってテキトーな相手探してワンナイト、なんてこともしないだろ?俺もアンタにしか反応しないし、配信も興味ある。生セックス配信なんて、きっといつもより閲覧増えるだろうな〜。」
皆に見てもらえる……自分のいやらしい姿をいつもより大勢に見られる……考えただけで一織は唾を飲み込んだ。
「それしてくれたらさ、黙っててやるよ。会社に。アンタにとっては悪い話じゃないと思うけど?」
「……。」
「やる?やらない?」
このまま断ったら会社にバラされかねない。それよりも欲望を叶え、尚且つ黙っていてくれるのならと一織は那知の提案に頷いた。
「じゃぁ、見せつけてやろうか。画面の向こうのアイツらに、俺たちの生セックス。」
「生セックス……」
「見られたいんでしょ?」
配信でそんな事をするなんて、きっとどうかしている。けど、それよりも見られながらする事に体は既に興奮を覚え始めていた。
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