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高鳴る鼓動と心做しか熱い下肢。一織は那知の首に腕を回して下肢を擦り付けながら、耳元で吐息混じりに囁いた。
「……しよ、北原。みんなが見てる前で……俺を抱いて……っ」
「いいよ。じゃぁ、準備して。」
「ん。」
ここ何年も玩具でしかして無かったのに、身体はセックスの快感をとうに思い出していた。疼く身体とはやる気持ちを我慢してセックス前の準備を整えていく。シャワーを浴びナカを洗っていると自然と反応してしまうのは仕方の無いことだろう。
綺麗になった所でバスローブに袖を通し、寝室へと戻る。入れ違いに那知がシャワーを浴びに行き、一織は配信の準備を進めた。
『mioのshow time 特別編 初めての生セックス配信』
那知と事前に絡み合った写真を付けてSNSに投稿してから那知が戻る前に配信ボタンを押す。
閲覧者はあっという間にいつもの倍集まっていた。
『生セックスまじ?』
『みおりんのセックスやばそ〜』
『めっちゃシコるんですけど〜?』
『セックス配信マ??』
寄せられるコメントもいつもより多く感じ、高揚感に胸が弾んだ。
「みんなこんな時間なのにありがとう。mioです。今日はゲストさんがいて、これから僕たちはセックスする、ンンっ……こらぁっ、まだ触らないでっ……挨拶のとちゅ、だから……っ」
いつの間にか戻ってきた那知がバスローブに手を忍ばせ胸に触れてくる。
『お?キタキタ!』
『え、mioカレシ?それともセフレ?』
『うーわ、触り方既にえっろ。』
画角はちょうど鎖骨から下が映るような状態のため、はだけたバスローブから少しだけ赤く染まった乳首が顔を覗かせる。
『え、もう乳首たってる?』
『相手の人の手やば、私も触られたいかも(笑)』
「だめっ、てばぁっ……自己紹介とか先にして。」
「なちって言います。今からどエロいmio見せてやっから楽しみにしてろ。」
初めてのくせにでかい態度、しかしながらリスナーには関係無かったようだ。
『はやく始めよ!』
『エロエロmioたん早くみたい!』
『ちくびから攻めて』
『mioフェラして』
『乳首自分でいじってよ。』
『まず、ちんこから見せろって〜』
「だってよ。どうする?」
「うぅ〜……」
あえて那知はmioに選ばせることにした。お好きにどうぞと言うように自分は動かず、mioの答えを待つ。
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