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『イギリスにて電波塔にビルが突き刺さったという情報が。詳細については確認が取れ次第、…』
「「「「あ?」」」」」
バキバキ、
お隣で和傘の柄が握り潰された音だった。
また、私の知らない所で恐らく私が関わる何かが始まろうとしていた。
流れは、結果は変わらずとも過程を大事にしたい。
そう、決意した五分前の自分に私は背を向けるしかなかったのだ。
情けない。
だが、こんな私を笑えるのは鬼か悪魔だけなのだ。
その他は、黙って嵐が過ぎ去るのを待つしかないだろう。
人間諦めが肝心だと私は悟ったのだった。
この後、街がめっちゃ壊された。
本当、勘弁してください。
しばらく終わりそうにない
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