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これまでの君に感謝を、これからの君へ変わらぬ想いを捧げます。
「我、君を愛す。…I Love You♡」
彼女は嬉しそうに笑う。
「Oh!...Rock ’n’ Roll♡」
「んで、そのまま公開プレイでおっぱじめるのな(笑)」
「いやいや、えぇ、ねえから。絶対ねえから」
人をダシに何つうもん想像してんだよ。身内のアレとか[[rb:犬も喰わねえよ。> 不覚にもちょっと興奮したのが悲しい]]
「本当に?」
嫌らしい笑顔で悪魔が囁く。
「またまたぁ、晃さんともあろう御人がいつからそんな臆病になったのかニャン」
おまえなら、余裕だと。その場の全員がもれなく感謝する筈だと。…こいつ何言ってんだ。
「お前はもう、惚れている」
「このアタシが保証する」
「YOU!やっちゃいなよ!『それが言いたいだけだろ!』」
実は、こいつ何も考えてないんじゃなかろうか。
「こっからは、マジな話。おまえの心にはリミッターがかかっている」
うん?急に話が読めなくなったぞ。
「気づいてると思うけど、おまえの異常な強さの要因はソレな」
うん。全く分からん。聞けば、後天的に心と精神を弄られており、とても不安定らしいのだ。催眠術的なものだろうか。何それ怖っ!
「ソレ、一回解こうぜ。このままだとおまえ近いうちに多分、死ぬぜ?」
うん、…うん?
予行練習だと思って、
騙されたと思って、
取り敢えずやってみな。
心の赴くままに、ヤっちまえよ。
何、おまえ自身の事は信じられなくてもアタシの事なら信じられるだろ。
○
思えばあの日からか。
何をしていてもあの日を思い返す。
好きって何だろう。
今日みたいな雨の日は特にだ。
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