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大画面のテレビでアップにされても目を疑うレベルの顔面の整い具合と肌の綺麗さったら…どういう事か??
真に毛穴はきっと存在しないんだな。うん。
真初登場だった歌番組は、本気で真が格好良過ぎたし、オリコンランキングは真1位だったし最高過ぎた。
本当に
本当に本当に…
「クッ…やっぱ好きだぁぁぁぁぁぁぁ…」
「あ、やっぱりw」
「だろうと思ったw」
「あ?勇人、久保の事好きなんだ?」
「…そう…そして告白せずにフられてる…」
「ハハハッw」
「同類同類w」
「は?」
「俺達も最初久保っち好きだったんだよなw」
「そうそう、久保が転校してきた時から、俺達3人と金田先輩とあと2人先輩が久保の事特に好きで取り巻きやってたんだよ」
「えっ!へー!」
「んで金田先輩に持ってかれたんだよなー…w」
「そんな事が…
んじゃあもしかして、輝もまだ真の事好きだったり…」
「や、俺彼女出来たからw」
「えっお前彼女居るんだ!?
つか、金田さんどうやって真落としたんだろうなぁ…」
「さぁ?分からないけど、久保の方が金田先輩溺愛感有るよね?」
「や、金田先輩も、あんまり感情ハッキリ出して来ねぇだけで相当だと思うけど…w」
「別れないかなー…マジで…」
「無いね、多分有り得ない」
「久保っち、金田先輩居なくなったら死んじゃうからなww」
「なんだよその可愛いの…俺でいいじゃん、俺じゃ駄目?」
「や、俺等に聞くなよww」
俺も真に俺が居なくなったら死んじゃうとか言われるくらい溺愛されたい…
寝て起きたら金田さんと中身入れ替わってた!みたいなファンタジー展開無いかな…
はい。無いです。当然。
琢郎達の家に輝と一緒に泊めてもらって、起きても俺は俺だった。
まぁ阿呆な事を考えるのは程々にして、今日は朝から映画を観に行く。
真は主演2人と一緒に舞台挨拶って言ってたなぁ…
俺達が観に行くのは舞台挨拶が有るのではなく、普通に公開初日の近所の映画館。
勿論予約を一応とっては行ったけど、映画館に行ってみたら既に凄い人の入り。
物販が兎に角カオスで、パンフレットが欲しかったけど近付く事すら出来ずに諦めた。
なのでパンフレットや前情報を何も得ないまま映画鑑賞…
結果…
俺達は映画で珍しくちょっと泣いた。
「けぇぇぇぇすけぇぇぇぇぇ…っ圭介に救済措置を…っ!」
「久保上手過ぎた…可哀想圭介…」
「圭介あんな待遇で許されなくない?」
「間違いねぇ…絶対圭介主人公のスピンオフ作るべき」
映画館を出ながら輝達とそんな話をしたけど、俺達だけじゃなくて「圭介を幸せにさせてあげてほしい」と目を潤ませる客が劇場内に大量発生していた。
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