初恋を拗らせてしまった件。

大学生(桜井Side)

今撮ってる映画の撮影隊だってさぁ、気持ち悪いくらい久保にメロメロでヤバいもんwww
久保に笑い掛けられるだけでみんな好きになっちゃうレベルなのに、久保誰に対しても阿呆みたいに優しいし仕事に対して真面目だから、スタッフにガチ恋勢が多過ぎて笑ってるwww私ww」
「えー……」
「へーwww」
「優しくしないようにしてみたら？」
「無理だな」
「久保にそれは無理だよ。高校で見てきて分かるじゃん？コイツ何も考えて無いからね、素で優しいから、言動が自然にフェミニストになっちゃうの。わざわざ優しくしようとしてる訳じゃないんだよ」
「ああ。しかし真の場合はそれで正解だから、そこをわざわざ変える必要はない」
「俺2人にめっちゃ分析されとぅwww」
「確かにww」
「流石天然のタラシw」

金田さんどころか、江崎さん、真の事めちゃくちゃ見てるしすげー理解してるな？

「しかし、改めて考えてみると、これといった欠点は無いな？」
「確かに。性格に難が有るわけでもなく…寧ろ良い子過ぎるくらい良い子だし」
「頭いいしスポーツもやらせりゃ何でも出来るし…」
「イケメンだし歌も上手いし料理上手いし…」
「ふざけてる割にはめちゃくちゃ冷静で、何でも出来ちゃうし…」
「なんなの？お前」
「えぇぇ…wみんな俺の事過大評価し過ぎwww俺そんな出来た人間じゃないからな？」
「久保っちにその謙遜されると、世の中ゴミクズしか残らないから止めてw」
「久保自身は？自分の欠点なんだと思う？」
「え？結構色々に適当なところと…」
「適当！？」
「どこが！？」
「え、色々…」
「本人適当なつもりで完璧にこなすのが真だ」
「なる程w」
「適当の概念www」
「久保の適当は一般的には適当じゃないから論外。次」
「えー……腐男子でオタクな所とか…」
「だから、それ欠点？w」
「よくある趣味じゃん」
「チッ…あと何だろ……
あ、あれだ、苦手な人に対して「コイツウザいなー」とか「嫌だな〜」とか、心の中で毒吐くのとか…」
「心の中でだろ？それは普通では…」
「欠点…ん〜？」
「嫌でも実際悪口言ったりは無いじゃん？
え、寧ろ全人類受け入れられる仏みたいな人間なんて居るの？居たら怖いんだけど…w」
「…確かに」
「それ以外は？」
「えー……