200人が本棚に入れています
本棚に追加
それでリビングで一先ず冷たい麦茶出して…
「大事な話ってなんですか?」
と聞いたら水城さんが
「実はね、俺神様なんだ」
と、ヘラっと笑って言った。
……はい?
「急に何言い出すんですかww」
「俺ね、メタボの上司なんだよ」
「…えっ」
『本当の話…』
「えっ!!?どーいう事!?」
「水城幸太郎は仮の姿で、実はメタボ達のボス…と言うか、そいつ等は俺の使い魔なんだけどね」
「はぁ??えっ!えっ!?本当に!?えっ??なんでいきなり!?なんでそれ契約が終わった俺にわざわざ言いに来たんスかっ???」
「フェロモンの仕様を変更したのを報告しようと思って〜」
「は?…仕様を変更…」
って…ガチだな!?これっ!
メタボの事知ってるどころか、フェロモンの事とか言い出したし!?
マジで神様なのかよ!?
「久保が契約中の時のフェロモンは、2種類有って、男が男を好きになってもいいんだ、と思えるフェロモンと、フェロモンを放出している契約者自体に惚れさせないようにするフェロモンが有っただろ?
後者のは早い段階で久保が解除させてたけど」
「え、ええ…
…ぅわ…本当に…」
なんつー細かい所までご存知な…っ
「で、今回の仕様の変更についてなんだけど…」
「あ、はい?」
「日本では契約者のフェロモンにやられると、みんな久保のファンになっちゃうように変更しといたからw」
「……………は?」
「契約者は今まで通りフェロモンを出してるんだけど、それで久保の時みたいにフェロモンを出してる人間が輝いて見えるとかは無くなって、代わりにフェロモンにやられると久保のファンになっちゃうようにしといたw
効果は久保が芸能界を引退するまで。
ただ久保が最初やらかしたように、誤作動を起こした場合のみ、契約者を好きになっちゃうっていう仕様は変わってないんだけど。
本当は蘭との契約前に仕様変更したかったんだけど、ちょ〜っと手続きに時間掛かっちゃってさぁ…
ああ、でも、そもそも昨年度までに久保が物凄くしっかりフェロモン撒きまくってくれたから、蘭はフェロモン出てても全然意味が無いレベルなんだけどねw」
「…ぃ…いやいや…ちょっと…
最初のコメントを投稿しよう!