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…ど、どうしてそんな仕様に変更に至ったのか…」
「フェロモン放出してると大変じゃん?
大変じゃなかった?」
「や…最初はめっちゃ大変でしたけど…最終的に割り切って何も考えないようにはしてましたけど…」
「だろ?
単純にフェロモンにやられた場合の神のような存在が、契約者から久保に変わっただけ。
そうなれば契約者はただのイケメン秀才男子としての楽しい高校生ライフを送れて、ミッションにも動きやすくなるし、何よりメタボが現契約者までガードする必要が無くなるんだよね〜
既に酷い状態の久保の事だけ護ってればOKになって、メタボの負担も減る」
「……あー………ぇー………う〜ん…?
確かに…それならいい……のかなぁ??
まぁ…うん…俺みたいな状況にさせるのは確かに契約者の子が可哀想だから…秀才なイケメンになれて高校生ライフ満喫出来るなら……まぁ俺が犠牲になればいいのか…」
「ついでに、ファンどこまで増やせるかチャレンジしよーw日本中久保のファンだらけにして歴史に名を残そうww」
「や、男限定ですよね?それ…」
「久保なら女の子も余裕余裕w」
「つか、すげー面白がってません?
まぁ、契約中に散々なレベルまで自分でやらかしてるんで、別にもうなんでもいいんですけど…」
最早現段階で諦めの境地なので、この際どんだけファンが増えようがもうどうでもいい。
結局メタボが護ってくれるみたいだし?
事務所に所属してる事で、事務所の方でもしっかり俺の事ガードしてくれてるし。
ハルやゆーちゃんも付いてる。
「面白いよーw面白い事大好き♡
久保の事はずっとみんなで楽しく見てたからねw」
「みんな?」
「俺以外にも神はいっぱい居てね。
俺は恋愛の神様なんだけど、水の神、火の神、大地の神、知性の神…とか、本当色々」
「…わ〜…」
「でもこの人間が支配する今の世の中、神って結構暇でさ〜娯楽に飢えてるから、楽しい人間の恋模様とか、愉快な娯楽なんだよw
人間にしてみたら、漫画読んでる感覚?w
そのシナリオを更に面白くする為に、男女の健全な恋愛にスパイを加える要員として、メタボ達使い魔が居るんだ」
「…えっ?たったその為だけにですか!?」
「そうだよ。
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