大学生(桜井Side)

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なんか金田さんが経済学部の方に連日来る… 漫画を確認しに来た翌日も、朝真と一緒に学校に来て、1コマ目が始まるギリギリまで真や周りの女の子達と雑談していて、更に翌日もそんな感じ… と言うか、神田が本当にHPを作ってきてくれたので、朝から真や金田さん達と一緒にそれを確認して… 確かに自信満々だけあってかなり洒落たHPになっていて、周りの反応も良かったので、木曜日の俺のバイトに一緒に来てもらって店長にも確認してもらってページも公開した。 それは真のブログでも宣伝してくれた。 木曜日になっても店の状況は相変わらずで、シュークリームやエクレアは出来るだけ追加で作るようにしてたけど、やっぱり3時のおやつを待たずに売り切れてしまう。 流石に店長が困っていた。 この混雑がいつまで続くかは分からないけど、一過性のものだとは思っているから、近所の常連離れを危惧しているようだ。 それは当然だよな… 様子を見ていた神田が「新作ケーキを目当ての方には完全予約制にしたらいかがですか?」と提案してきて、それはいい案だ!と。 確かに。それもっと早く気付くべきだった。 目の前の事を処理するのに手一杯で、そんな所まで考えが及んでいなかった。 HPも出来たから丁度いい。 早速それをHP上で提示し、真にも再度ブログで予約制になった事を告知してもらった。 当然だけど、結局大事な内容なら真のブログを頼るのが1番確実なんだよなぁ… 金曜日の朝は金田さんは真と一緒に来なかった。 なので俺はコッソリ喜んでたんだけど、昼食に食堂に行こうとしたところで、また金田さんが来てしまった。 一緒に住んでるクセになんでこう、毎日毎日…! と思ったけど、金田さんの目的が何故か真じゃなかった。 「金田先輩ちわーっス」 「ああ、昼飯行くか?」 「はい」 「いってらっしゃい。 君達はお昼はどうするんだ?」 と、真とアッサリした会話を交わしてから、金田さんはまだ椅子に座ってた、渡辺達他仲の良い女の子達の方へ声を掛けに行ってしまった。 それを放置して真は講義室を出たので、琢郎達と一緒にそれに付いて行ったけど… 何でだ?
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