落ちる ~ 見つめる瞳 ~

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 「明日、部屋に遊びに行っていいかな?」  付き合い始めて、3か月。  片想いの彼に、告白され付き合う事になった。何回かデートを重ね。 イイ感じになってきて、そろそろ、ふふっ。  大好きな彼にそう言われては、断る事は出来なかった。  「う、うん。待っている。午前中は用事があるから午後2時ぐらいでいい? 」  うかつにも、私は、返事をしてしまった。  だって、好きな人が遊びに来るって言うのに断れる訳ないじゃない!  そして、部屋に戻って現実と向き合う。床も見えぬ、この汚部屋をどうすればいいのか?  それは、絶対に見せられないほどの魔窟と化したワンルーム。    現在午後10時、私は、自分のワンルームマンションの部屋(ダンジョン)へ足を踏み入れた。    入り口入ってすぐのキッチンには、食べ散らかした食器が山積み。だが、今は、ゴミ袋が先。  ゴミ袋を手にした私は、足元の燃えるゴミから拾い集める。  分別収集の壁に阻まれ中々奥に進めない。  飲みかけのペットボトルが、私の行く手を阻む。  はぁ~っと、ため息をついて、ゴミ袋を手放し、食べ散らかした食器を片付けた。  これで、飲みかけのペットボトルの処分が可能になった。  なんだか、レベルが上がった気がした。
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