第5巻 王都騒乱編まえがき

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第5巻 王都騒乱編まえがき

 正王妃(せいおうひ)メルサによる女王制移行革命に向け、密かに進められる「ルメロフ王暗殺計画」。その一策として、エルグレドは最高法院裁判にかけられたが、無事に嫌疑(けんぎ)も晴れて(?)自由の身となり、篤樹たち探索隊メンバーと合流する。  サーガ大群行(だいぐんこう)による混乱が続く王都内には、メルサを始め複数の反体制グループが活発に動いているという事を知った篤樹たち探索隊は、しばらく王都に留まり、その動向を注視することに。  そんな中、従王妃(じゅうおうひ)ミラとの良好な関係を築いた篤樹たちは、(ゆが)んだ王国体制の改革への協力を約束する。  その頃、エルグレドの肉体に宿る「特別な秘密」を()ぎ取った内調(ないちょう)のボルガイルは、自分の部隊単独でその秘密を暴くための作戦を始めた。  一方、湖神(こしん)の結界が(くだ)けようとする中、ガザルは解放に向けて力を(たくわ)えつつ外界に影響を及ぼし、王国各地ではサーガの群れ化が再び散発(さんぱつ)し始めていた。  様々な思惑(おもわく)交錯(こうさく)する中、ついにガザルは湖神の結界を脱し、エグデン王都にサーガ大群行の殺戮(さつりく)の波が再び押し寄せてくる。  都の騒乱(そうらん)の中、仲間に「守られて」きた篤樹は、仲間を「守る」ために成者(しげるもの)(つるぎ)(にぎ)り立ち上がる…… 物語後半の序章(じょしょう)となる第5巻「王都騒乱編(おうとそうらんへん)」をお楽しみ下さい。 ※1話2ページにて掲載※ ※第1〜4巻とは別本となっています。是非、第5巻も本棚に御登録下さい。 ceec7775-f255-421e-ae74-a6541ea67706 (第5巻/全73話)
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