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弐
「佳奈、お姉ちゃん、」
「茜音?、どうしたの?」
「1年3組に、なっちゃった。」
「え?」
「何かの冗談でしょ、、、ね?」
「ほら、私の名前が書いてあるの。」
私はスマホをお姉ちゃんに見せる
「ど、同性同名の子なんだよ〜。きっと、」
「無理しなくていいから!!」
「私は正真正銘1年3組なんだよ!」
「引っ越そう、」
「ひっこ、す?」
「私に気を使わなくていいから、どこかに引っ越そう、ね」
「私はこの杉宮女子学院で、あの事が知れるから入ったんだ、今更転校する気なんて毛頭ないから!!」
私はそう告げ、お姉ちゃんの部屋を出た、友達に電話しよう
「ねえ、由美、」
『電話なんて久しぶりだね!、急にどうしたの?』
「私さ、杉宮女子学院の1年3組になちゃったんだ。」
『うん、知ってたよ、私も1年3組になったから。』
「え!?」
『私、転校する気ないよ、だってこの中学に入れば、私の将来が豊かになるんだから』
「私も、あの事を知りたいから転校する気はないんだ、仲間、だね」
『うん、心強いよ。』
『ピーンポーン』
「あれ、この音うちのチャイムじゃない、由美の家誰か来たみたいだね。」
『ちょっと出てくる、』
『きゃあああああああああああ!!』
「由美?」
由美の叫び声がスマホから聞こえた
「由美!!??」
「どうしたの!?」
「ねえ!!」
「大丈夫!?」
「由美!!」
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