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『本当にいいのか?』
「ああ、俺のこの【花言葉】の力、お前に託したい……そして、今度こそ橘教授を見つけ出してほしい!」
足立教授の手によって奪われた俺の力が未来の千樹により、今一度甦る。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
『準備はいいか?』
「………宜しく頼む!」
『おっ!忘れるとこだったぜ。これをお前に渡そうと思ってたんだ』
俺は鞄からCDを取り出すとそれを未来の千樹へ渡した。
「プリティーVのCD?」
『ああ!それをお前の世界に居るいつかさんに渡してほしい!お願いできるか?』
「渡せるかどうかは分からねーぞ?
なんたってあの場面に戻るんだからな!」
(https://estar.jp/novels/25726419/viewer?page=4)
『………それでも構わないさ』
こうして、再び覚醒した俺の【花言葉】の力によって、未来の千樹はこの世界とは違う別の世界へと帰っていった。
そして俺もいつかさんの存在しないこの世界で、きっと探し出すことの出来ない橘教授を探す旅へと旅立ったんだ・・・。
・・・最終章 第二節へ続く
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