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それから、きみとの思い出がたくさんできたね。
にこにこ笑うきみのよだれで、べとべとになったこともある。君のおかあさんが洗濯をしようとぼくを持ち上げたら、とられるって思ったのか、きみは火がついたみたいに泣いたね。
初めて幼稚園に行く日、きみはおとうさんに抱き着いていた。ぼくのことを絶対に放してくれなくて、あのときはちょっと困っちゃった。
夜中にしょんぼりしていたこともあった。どうしたのかなと思ったら、ぼくに言ったね。「おもらし、しちゃった」ってさ。でもきみはえらかったね。ちゃんと正直に、おかあさんに言えていたね。
ぼくはちゃんと覚えているよ。
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