35歳、ワンナイトラブ

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【⠀昨日はごめんね。体調が良くなくてお休みさせてもらっていたの。今は大丈夫。タツヤさん、あなたが良ければ近々会いませんか?】 もう迷わない。 ここから先にある明日が例え私をどんな風に変えてしまったとしても私の中にある全てをあげる。 送ってしまった、、、 その日の昼、すぐに返事がきた。 【いいよ。俺もそろそろ言い出そうかと思ってたんだ。いつがいい?君に合わせるよ。俺の仕事はある程度は融通がきくから休みは取れるし⠀】 おみくじで私をここまで導いてきた神様、いいですよね? あなたは私に全てを知る為の機会をくれました。 だから例え罰が当たったとしても私は構いません。前に進めるのならばどんな対価も払います、、、 【⠀合わせてくれてありがとう。じゃあ明後日の午前11時に〇〇駅で待ち合わせましょう。目印になるような場所にいるね。その日の服装とかは当日送るから。そういえばまだお互いの顔を知らなかったね。送るね。】 私達はまだお互いの顔写真すら送りあってはいなかった。 ある意味ギャンブルだよね。 私は顔にはこだわらない。でももし彼が面食いだとして私を見て止めようって思ったら、、、 ガッカリさせたらごめんなさい。 最近のカメラアプリは加工技術が凄い。私が若い頃に詐欺プリっていうくらい綺麗に加工してくれるプリクラが出て、今もそうだけれど最近のカメラアプリはそれ以上だったりする。だから私はあえて加工せずに撮って送ります。嘘をつくのは身分だけにしたい。そう思った私は無加工の写真を送った。
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