ダルジュロス王子とアンダルシアの少女

20/22
前へ
/22ページ
次へ
 ミルドラド王国は廃墟となり、ダルジュロスや他国に移住した兵たちは市民とともに食事を作り、リンゴや花束などを売っていた。  塔内ではフォイアーとアリスの結婚式が始まり、ラズやアデルがジュースを テーブルに置いていた。  オレンジ色のドレスとベージュのタキシードを着た二人が入ってくると、 ヴィントとアデルが出迎えて笑みを見せる。  涼しい風が吹く外で、二人はお互いに見つめあう。「これからも、ここで暮らしたい」「オレも成長していくからな」  太陽の光に照らされながら、フォイアーとアリスは手を握り合っていた。  
/22ページ

最初のコメントを投稿しよう!

2人が本棚に入れています
本棚に追加