【10・とある声】

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【10・とある声】

「ハアハア…。 橋口美穂さぁん…。 いずれは、この俺…鬼林健太サマが… 君の部屋の… 『遺品処分』を…してあげるからねぇ…。 俺…コンビニ店員の他に…そういう仕事も、してるんだよぉ…。 どうだい?凄いだろぉ? でも…『遺品処分』と、言うからには… いずれ、君を… 殺さなくちゃ…いけないねぇ…。 アハハハハハッ!!!」 オ…前……。 「…え?だ、誰っ?!」 オ…前ガ… 私ノ家カラ… アノ葉書ヲ…盗ンデ… 応募…シタノ…ダナ? 「えっ?? ははぁん…。あのゴミ屋敷の婆さんがバケて出て来たって事か…。 ああ、そうさ!俺があの葉書で応募したんだよ!悪いかよっ!」 アノ娘ニ… 手ヲ… 出スナ…。 「な、何だってっ?!」 アノ娘ハ… 私ニ… 当選品ノ…ビールヲ… オ供エ… シテクレタ……。 私ニ… ビールノ味ヲ… 一生懸命… 伝エテクレタ………。 「うわあっ! く、来るなっ! こ、こっち来るなぁぁっ!!!」 アノ娘ニ… 手ヲ出スト…言ウノナラ… コノ私ガ… 許サナイ……………。
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