【1・鬼林健太】

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ところで… 俺は最近、ある女性に恋をしてしまった。 その人は、俺がバイトしているコンビニに、土曜の晩…決まって十時か十一時頃に買い物に来る女性。 その人は毎回、スナック菓子やら雑誌を何冊かと缶ビールを数本買って行く。 凄く話好きな人で快活な性格。 その上、めちゃめちゃ美人! 俺は、その女性とすっかり顔なじみになってしまい、今ではお店がガラガラの時なんかには、あれこれ世間話をするようになっていた。 何でも彼女は現在、雑誌とかの懸賞に応募する事にハマりまくっているんだとか。 そして、いつの間にか俺は…その明るくて美人のおネエさんにすっかり恋心を抱くようになってしまったという訳。 聞くと彼女…二ヶ月前にカレシと別れてから、ずっとフリーの状態だって言うじゃないか! よぉし! これは、チャンスかも! と、思ったが…なかなかアタックするタイミングを掴めずにいるんだよねぇ…。 うぅん…。 何か、彼女を喜ばせる『グッド・アイディア』は、無いものかなぁ…。
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