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「お前が変な事ばっかり言うからだろ! いい加減にしろよ、気持ち悪い!」
「だってぇ、かずちゃん嬉しそうだもの~」
「そんなわけねーだろ。ふざけんな!」
どうしていつも勝手な解釈をするのか。呆れるしかなかった。
「ふざけてなんかないわよぉ。ほら、かずちゃん……あたしの見て。またこんなことになっちゃった……」
神谷は誇らしげに自らの股間を指差した。一司は言われるまま、視線を落とした。
「――っ⁉」
(な、なんだこれ……)
絶句して目を瞠った。
相変わらず立派な竿肉が堂々と天を向いていた。まるで山だ。さっき抜いたばかりだというのに神谷の分身は怖いくらいに漲っていた。
浅黒い肉茎には太い血管が幾筋も浮き出ていた。穂先の膨らみも逞しい。恐怖心を覚える大きさに、一司は頬を引き攣らせるしかなかった。
何をどうこうしたら、何を食べたら、こんなにも成長するのか。謎でしかなかった。外国人も顔負けのサイズは、もはや凶器だ。神谷はこれを、いずれ一司の尻奥に埋めたいと言っているのだ。
(絶対無理……)
身体が真っ二つになってしまう。一司は口を開けるしかなかった。
「やだ、かずちゃん……そんな物欲しそうな顔で見ないでちょうだい。抑えが効かなくなっちゃうわ……」
「アホ! 誰もそんな風に見てねーよ!」
化け物級の屹立から目を逸らした。すると神谷が動いた。
「……ねぇ、かずちゃん……触って」
一司の手を取り、生身の雄へと導いたのだ。
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