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「お前っ……何してっ!」
腕を引いても無駄だった。透明な淫液が掌にべっとりと付着した。触れた肉柱は鉄のよに硬く、破裂しそうな勢いで脈打っていた。
「だって……胸で感じるかずちゃんを見てたら、我慢できなくなって……」
自らの手と一司の手を使って、神谷が竿肉を擦りだした。
「っあ……離せってば……っ!」
手の内で震える熱塊に怯えたが、もちろん掴まれた手は離れない。
「あぁっ、もっと強く握って……っ!」
「っ……ああ、もう!」
言った通りにしないと延々と握らされたままだ。観念して手での摩擦を施した。それにしても大きい。掌に全く収まらない。一司は戸惑いながらも拙い動きで極太の雄茎を擦った。
「かずちゃんの……お手てやわらかくて、しっとりしてていいわ……あっんん!」
どうやら満足しているようだ。このまま吐き出してしまえば終わるだろう。一司は手のスピードを速めたが……。
「っわ……!」
身体がグラリと揺れたのと同時に、屹立を離してしまった。それもそうだ。何を思ったのか、神谷は突然一司の身体を引っ張って、向かい合わせとなった状態で膝の上に座らせたのだ。
この腕力がまた憎たらしい。細身とはいえ、一司もそれなりに男らしい身体つきをしている。それを、いとも簡単に操ってくるのだ。男としては悔しさしかない。
「……あら、かずちゃん少し痩せた?」
神谷が首筋に顔を埋めてきた。かかる吐息にゾクゾクした。
「んっ、かもな……最近仕事が忙しくて……んっあ……っ、ちょっと」
首筋から鎖骨までをねっとり舐められたあと、喉仏を柔く食まれた。気持ち悪いと思う行為でも、身体は何故か反応する。神谷の熱に抗えない。
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