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(クソ……俺の身体、どうなってんだ……)
自らに悪態をついても無意味だった。どんな否定も快感が攫うからだ。
「かずちゃんって首も弱いのよね。敏感さんね、ほんと可愛い……全部舐めてあげたい」
「だから……そんなことを言うなっ……変態っ!」
嫌気が差して罵ったが、神谷には通じない。
「あら? その変態に毎回、屹立が空になるくらい、気持ちよくイかされて、ヒンヒン啼くのはどこの誰かしら?」
「ひっぁ……さ、触んなって……あっ!」
クスリと笑われて、角度を上げた屹立を撫でられた。
「あらら……凄く元気じゃない。だったらこうしちゃいましょう」
「何をっ、ああ、んん……ぅっ!」
腰を隙間なく密着された途端、硬起した屹立がぶつかり合った。二本の竿を圧迫するようにして腹部をくっつけた神谷が下半身を大きく動かし、摩擦を与えてきた。
「ひ……っ、それ、やめろ、って……っ、激しっ!」
長大な剛直が容赦なく一司の肉茎を擦ってくる。根元からもげそうだ。裏筋が切ない。一司は逃げるようにして背を反った。しかし、腰に回った逞しい腕がそれを許さない。がっちりとホールドされて、肉塊同士の刺激を施された。新たな淫液により、二人の下生えが泡立っていく。滑りが増していく。
(これはダメだ……っ)
痺れた。三回達しているのも関わらず、欲が引き摺りだされていく。
怖い。けれども、もっと欲しい。一司はかぶりを振って神谷の両肩を押した。それでも圧迫は弱まらない。寧ろ、強まった。
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