※認めない

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「んぁっ……神谷、止まれ、止まれってば……!」 「ああ、ヌルヌルして気持ちいわ……かずちゃんもそうでしょう?」  制止の声はもちろん無視だ。しかも神谷は呼吸を荒くして、一司の双丘を揉みしだく。 「あっ……どこ掴んで……ひっ!」  短い悲鳴を上げた。尻朶を割られ、後孔を指先で突かれたのだ。  ここは触ってほしくない。最後の守りでもあり、絶対に踏み入れてはいけない禁断の場所だ。関係を始めてからというものの、ここを何度も弄られて壮絶な快楽を味わった。気持ちいいと知ってしまった。男としてのプライドが傷つけられるほどに。 「そ、そこはやめろ……っ、ああぁ……ぅ!」  訴えも虚しく根元まで指が突き入れられた。蕾は簡単に開かれてしまった。肉孔は完全に神谷の指の感触を覚えているのだ。待っていたと言わんばかりに、媚肉はいっきに蠢いた。 「ふふっ、ずっぷり入っちゃった……雄膣(なか)、すっごくうねってる」  長い指が柔い肉壁を遠慮なく捏ね繰ってくる。 「ぬ、抜け……よっ! ここはいつも嫌だって、言って……っああっ!」  身体は快楽に素直でも、心はそうはいかない。一司はいつもギリギリまで堕ちない。 「かずちゃんの中ってね、いつもキュウキュウ、物欲しそうに締め付けてくるのよ。ああ、早くここに……俺のをブチ込みてぇな」 「――――っ!?」  雄の声に背筋が大きく震えた。  この口調は神谷の中で何かが切り替わった証拠だ。  まずい。一司の脳内で警戒音が鳴ったが、逃げる道はなかった。神谷の指に力が入った。肉壁を潰すような動きとともに、弱い臍裏をズンと突かれた。 「っ、ひ……あっ、あああぁぅ!」  性感帯を遠慮なく攻められた瞬間、視界に小さな星が飛んだ。一司は首を反って、性の電流に悶えた。
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