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(いける、いけるはずだ……)
脳内で挿入行為をイメージしていると……。
「かずちゃん、心配しないで。もし、途中でどうしても無理なら言ってね」
神谷の手が片頬を撫でてきた。余裕がないと言っておきながら、一司をちゃんと労わっていた。今まで散々、焦らされてきたのだ。爆発する欲望のまま身体を繋げたいはずた。
「い、痛くしたら、許さねぇからな……っ」
瞳を強く瞑って虚勢を張った。そうでもしないと気持ちが保てなかった。
「了解、任せて」
微笑みながら神谷が両膝を割り開いた。自らの指を舐めて唾液塗れにすると、微かに蠢く蕾へと指先を突き入れてきた。
「っ……ん!」
久々の異物感に一司は眉を顰めたが、それほど苦痛ではなかった。寧ろ指はスムーズに奥へ奥へと進んでいく。
「慣らしてきた甲斐があったわ。指を入れたらすぐに厭らしくうねり出したわ……」
「また、変な事を言いがやって……っあ、んんっ!」
語尾が嬌声で飛んだ。指腹が弱い部分を擦ったのだ。
半年間。時間をかけて開拓された身体はすぐに蕩けた。何を抵抗しても無駄なのだ。一司の性感帯はとうに知り尽くされていた。
「かずちゃんのダメになるところ、今日は俺ので、いっぱい突いてやるからな」
「だからそれが嫌……っあっ、あああぅ!」
摩擦が強まった。またしても声は掻き消えた。指が二本に増やされた途端、激しい抽挿が開始したのだ。股座を持ち上げる勢いのスピードだった。
「そ、そんな、いきなりすぎる……ぅっ、んっ!」
鋭い悦楽に臍裏がきゅうっと締まった。言葉とは裏腹に、一司は自ずと脚を開いて指での施しをねだった。竿肉の角度が上がる。放流が近い証拠だった。それでも一司は懸命に耐えた。
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