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(ダメだ……逃げろ、俺)
この後、どんな行為が待ち受けているのだろう。一司は自らに警告を出したが、身体が思うように動かない。
「怖がらないで……大丈夫。一緒にするんだから」
「……い、一緒?」
眉を顰めた時だった。神谷が一司の顔を膝立ちとなって跨いできたのだ。
「ひぃぃ……っ! お、お前、何をして……っ!」
突如、目の前に現れた生雄に一司は悲鳴を上げた。
桁外れの大きさだとは知っていたが、こんなにも近くで見たのは初めてだった。これはもう常識を超えている。隆起した肉塊もそうだが、大ぶりな袋も驚異的なサイズだった。
(やっぱり化け物だ……)
もはやミステリーだ。人体の神秘に新たな歴史が刻まれたと、生身の屹立に茫然としていた時だ。
「かずちゃん……舐めて」
神谷の甘えた声がした。
「…………は?」
我が耳を疑った。美味しい飴やアイスクリームならまだわかる。しかし、神谷が言う舐めろはそれじゃない。彼は今、一司の瞳に映る雄の象徴を舐めろと言っているのだ。
「む、無理! 絶対に無理だ……こんなデカブツ……っ」
顎が外れてしまう。ブンブンと首を左右に振った。酔いが吹っ飛ぶほど、全力で拒否したが……。
「さてと、始めましょうか……」
願いは無視された。一司の中心部に向かって上体を屈めた神谷が、腿を大きく持ち上げるようにして割り開いてきたのだ。
「っ……⁉」
女でいうと、まんぐり返されたような体勢だ。竿肉はもちろんのこと、後孔から会陰部、淫らな袋まで、神谷の目の前に晒すスタイルとなった。一司は顔を真っ赤にして、言葉をなくした。
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