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「あっ、ああ……もう、無理! やめてくれっ……んんっ!」
柔い摩擦に身体の芯が燻った。綻んだ肉襞が痺れていく。これは紛れもない快感だ。
(嘘だ、こんなの……ケツの穴だぞ……!)
指で穿られる以上の羞恥だった。認めたくないのに感じてしまう。一司は唇を強く結んで喘ぎを殺した。
「我慢しなくていいのよ……もっと奥まで舐めてあげるわね」
「――ひっ!」
蕾が指先によって広げられた。開いた媚肉を神谷は食い入るように観察する。
「とってもキレイなピンク色……だってまだ誰も雄膣に挿入ってないものね……ああ、もっとちょうだい」
さっきより奥深いところまで舌が這入り込んだ。初な後孔には強すぎる刺激だった。
「っ……あ、んああぁぁ……っ!」
愉悦の叫びだった。耐え切れない。腰を大きく跳ね上げると、神谷の顔に股座がぶつかった。根元まで侵入を果たした舌は、容赦なく奥を掻き混ぜた。
「いぁっ、か、神谷……! もうっ、もう……おかしく、なるっ……!」
指とはまた違う摩擦に一司はとうとう限界を訴えた。
「……いいぞ、おかしくなれよ」
「っ――!」
ぞっとするほど低い声に下腹が反応した。一司の肉茎がブルリと脈動した。腰から脳天まで甘い電流が走る。放出が近い。
「ああ……嫌だ……! 俺、イきたくない……っ!」
こんなの女と変わらない。一司は最後の足掻きで快楽を否定した。
「かずちゃん、恥ずかしがらないで……お尻を舐めらてイっても、何も問題ないのよ」
舌先が蕩けた隘路を穿った。
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