※戸惑う再会

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(まずい……このままだと……っ)  放出の兆しに腰の髄が痺れた。一司は回していた腕に力を入れ、目の前の男を抱き寄せた。ここまできたらもう遠慮はいらないと神谷も判断したのだろう。股座を壊す勢いで腿を暴れさせた。 「ん―っ、んぅっ……んっ、ん!」  押し潰されそうだ。衣服を通じての刺激に一司は啼いた。頭がクラクラするほどの性電流に悶えた。  会えなかったのは、たった一週間だ。それなのに、この身体は神谷の施しに飢えていた。それを認めざるを得なかった。もう服の中はぐちゃぐちゃだ。待ったなしの快楽が一司を一気に攫った。同じタイミングで神谷の膝がぐうっと肉孔へと捻じ込んでくる。決定的だった。下着の中で肉塊が大きく脈打った。 (あっ……射精()るっ……!) 「――んっ、んん……んんんっ!!」  喉奥で悲鳴を上げながら一司は果てた。下着の中で、白い熱を盛大に噴いた。 「っ……ああ、かずちゃん! 一週間振りね……会いたかったわ」  絶頂の余韻の中、唇は解放され、痙攣を強める身体を抱き締められた。 「あ……ぅ、はぁぅ……っんん」  抱擁を受けながら一司は荒い呼吸を繰り返した。力も入らなければ、思考も儘ならない。視界も霞んでいる。足で擦られただけで、ここまで感じてしまった。信じられない。 (何してんだ、俺……)  熱が去ったあとに襲ったのは羞恥だった。一司は真っ赤に染まった顔を隠すようにして神谷の大きな胸に頭突きをかました。
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