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「誰かいますかぁ?今晩は」
私は震える声で勇気を振り絞って、中央辺りで声をあげてみました。しかし、もちろんトイレには誰もいません。自分の姿だけが大きな洗面所の鏡に映りこんだだけでした。
「そうだよね。本当に幽霊なんかいるわけないもんね。何やってるんだろ?私は。恐怖心が幻聴という形でお婆さんの声を聞いただけだろうし。さてそろそろナースステーションに戻らないと」
それは突然やってきました。微笑みお婆さんとの出会いです。私が洗面所から体を横に向け外に出ようとした瞬間に、鏡に私が横に動いた時に人らしき者が映りこんだのでした。
「きゃあああ!!」
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