看護師達の怖話

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「え?そうなんですか??」 驚く私に先輩は微笑みお婆さんの話を聞かせてくれました。そのお婆さんは昔に重い内臓疾患で入院していて、身寄りもなく、看護師や医師の先生だけが支えであり、また、話し相手でもあったらしいのです。親身にしてくれる看護師達を逆に気遣うほど優しい人だったらしいです。 そんなある日、体調が良く、フロアーをリハビリがてら歩いていた時、ふとあのトイレに立ち寄り、そこで・・ フロアーでお婆さんがいない事に気づいた看護師らは慌てて探して、トイレの中で倒れていたお婆さんを見つけたそうです。すでに、息はしてなかったとのこと。それ以来夜にあのトイレの前で看護師達に声をかけては、看護師達の身体を気遣ってそのまますーっと消えていくそうなんです。そんな不思議な体験を私はしました。
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