看護師達の怖話

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 それから数日後の事でした。  「工藤さん!!聞いた?」 日勤に切り替わったばかりで仕事場にいつものように出勤した時、夜勤明けの同僚が血相を変えて私に言いました。  「何?」 「山田さんが昨夜亡くなったらしいよ?あんたが以前担当してた人よ。セクハラがどうのこうのて話してた患者さんよ、あんたがセクハラされたてよく話してたあの山田さんよ」 私は仕事柄人の死は慣れてましたが、この時ばかりは少し動揺しました。なぜなら山田さんは私にセクハラをしてきた事もあり、その事で山田さんが婦長さんに叱られて、そのせいで体調が悪化したんでは?とそんな思いを感じたからです。
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