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第111話「羞恥心のその先へ」
「な、な、な!?」
「鷹夜のちんこ凄い良い。本当にえっちな形してる」
「ンッ!!ん、やめ、んっ!あっ、芽依ッ!」
「ヤバい、最高過ぎ。俺の精液で鷹夜のちんこ扱いてるよ?ぬるぬるするね?実質これセックスしてない?」
「してないっ、んひっ、んっ!!」
乾くと面倒だとか言い出して、芽依は自分の唾液を手に垂らすとそれも鷹夜のそこに擦り付ける。
もはや思考が追い付かず、鷹夜はひたすらされるがままだった。
「んんんッ、ンッ!」
「そっか、声出すとまずいよね。鷹夜、チューしよ」
「いっ、今ダメっ、んっ、うっ」
「イキそう?」
「い、イキっそっ、ンッ、ンッ」
芽依が鷹夜のそれをぬるぬるした感触で包んで扱いている。
やることのなくなった鷹夜の手はシーツを掴んでシワを寄せていて、性器は芽依のいいようにされていた。
「や、アッ、イキそ、芽依ッ、だ、だめだ、チューして、声出るッ、め、いっ!」
「ん、」
「んっ」
はむ、と下唇を芽依が甘噛みすると、鷹夜が少しだけ口を開いて待つ。
そうするとすぐに塞がれて、口内を芽依の舌が這い回ってくれる。
「んっ、ゔ、、んっ、ふっ」
わざと芽依が唾液を流し込んでくるのを受け止め、鷹夜は喉を鳴らしてそれを飲んだ。
何度か繰り返されてから、愛でるように舌を吸われてまた唇を塞がれる。
続けられていくうちに舌で感じる気持ちの良さと、股間で感じる気持ちの良さが混ざって、鷹夜の腰や肩がビクビクッと震えた。
(あ、イクかな)
芽依が視線を下げた瞬間に、声を抑えながら鷹夜が絶頂を迎えた。
「〜〜ッ!!〜ッ!!」
キスをしながら声にならない声で叫び、溜まっていた分の精液の射精が始まる。
だいぶご無沙汰だった事もあり、ドロっとした濃い液体が勢いよく芽依の手の中に吐き出された。
「〜ーッ!、ッ!!ッん、ぁッ」
最後に低く鳴くと、やっと射精が終わる。
「良くできました」
「ん、、ん」
射精した疲れでとろんととろけた顔をした鷹夜が愛しくて、芽依は堪らずまたキスをする。
触れるだけのそれが終わると、ベッドの下からティッシュを取って鷹夜の性器を包み、それから先に自分の手についたものをさっさと拭き取った。
「自分で、」
「俺がやる」
「ん、、」
ゆっくりとした口調になってしまっている鷹夜の言葉を遮り、芽依は鷹夜の性器もティッシュで綺麗に拭いた。
ベタつかないな、と確認が終わってから自分の性器をパッパと掃除し、終わるとティッシュを一塊にしてベッドの下に落としてしまった。
「、、やっちまった」
「どうだった?俺すごい気持ち良かった」
「よ、、かった、です。良いか良くなかったかで言えば、良かったです」
何がそんなにショックなのか、鷹夜は俯いてコクコクと頷いている。
「良かった」
「、、俺、キモかったよね」
「え!?めっちゃ可愛かったよ!?ねえそれやめようよ、反省会やめてよ。鷹夜?俺のこと見て?鷹夜〜?」
無駄だった。
鷹夜の何かに触れたらしく、彼は急にベッドの上で体育座りをして丸まってしまった。
賢者タイムに入りながら1人反省会をする気だ。
「おいそれやめろ」
「5歳も歳下にッ、、汚いちんこ触らせて、手コキッ、、犯罪、淫行罪!!」
「何言ってんの。成人してるよ。合意の上だし」
「弟よりも歳下なのに、こんなことさせて、、キスしてって言っちゃったし、俺は、俺はッ」
「うわ〜、うるさ〜」
頭を抱えてブツブツと呪文のように小声で何か言っている。
真面目だなあ、とそれら全ての鷹夜の行動をまとめて「可愛い」と見なすと、芽依は口元を緩めながら彼の二の腕を掴み、グッと持ち上げて体勢を崩していく。
「ほらほら、もう寝よ。あんまり悩むと次のときまた躓くよ〜」
「ごめんなッ、ごめんなこんなおっさんのちんこの面倒見させてッ」
「はいはーい、ほら、うつ伏せで寝てみ?マッサージしてあげるよ」
「いいよこんなおっさんの身体、これ以上触らないでッ」
「いいからいいから、はいゴローン」
ズリ、と脚を引っ張られ、緩やかに説き伏せられて鷹夜は見事にうつ伏せに寝かされる。
肉はない筈なのだが、そこだけぷりん、とした尻が芽依の目の前に現れた。
(やはり、尻、イケるなこれ)
性器がイケるなら鷹夜の尻でも興奮できるのではないか、と芽依は確認する為に鷹夜をうつ伏せに寝かせたのだ。
そして、思ったよりも肉付きの良いぷるんと上を向いた2つの丘を見下ろして、やはりな、と勝手に納得している。
「鷹夜、マッサージするからちょっと腰上げてくれる?」
「マッサージしなくていい、、ん?パンツ履いちゃダメ?」
「んー、邪魔になるから」
「え、え?これ、恥ずかしいんだけど、わっ!?」
鷹夜の後方で膝立ちした芽依が、下っ腹に手を差し込んで鷹夜の腰をグン、と持ち上げる。
「え、!?」
尻だけを高く上げた、AVでよく見るバックの対位のポーズが鷹夜の脳内を駆け抜けていった。
「これやめろ無理、え!?」
すぐに起き上がろうとしたのだが、尻を芽依の大きな手に掴まれる。
ビクッと身体を揺らして瞬時に後ろを振り向くと、掴まれた尻が左右に広げられた。
「な、!」
まさに今の鷹夜は穴を良く見えるようにするかのように、芽依の目の前にぷりん、と尻を突き出している状態だった。
「芽依!?」
「あ、ヒクッてした。可愛い」
「おまッ、ま、また騙したな!?」
マッサージなんて嘘じゃないか!!と頭にカッと血が上る。
対して芽依は鷹夜のキュンッと痙攣したように締まった穴をニヤッとしながら見つめていた。
「騙してないよ。マッサージだって、、ん」
「わあッ!?」
ヌル、と生暖かい何かが、そこでは感じたことのないところに押し付けられた。
「や、やめっ、なにっ」
思わず力が抜けてしまう程、背徳的で、羞恥心が湧いて、そして気持ち良い。
未知の感触が尻の穴を這っている。
「わ、なに、いやだっ、あ、あぅっ」
怖い。
振り向いていられない。
とにかく馬鹿みたいに力が抜けて起き上がれず、鷹夜は枕にしがみついて尻の穴をギュッと締めた。
「ん、、感じる?」
「んアッ!!」
にゅる、と何かが穴の中心をほじってこじ開けようとしてくる。
そのあまりにも気持ちの良い、恥ずかしさの込み上げてくる快感に足が閉じ、腰が引ける。
変に高い声が漏れて、鷹夜は自分の口を手で覆った。
(何してる?何されてる?何だ、これ、まさか、、)
そうこう考えているうちに、今度は穴の周りのひだを湿った何かが丁寧になぞり始めてしまった。
「ぁ、ぁああっ、んくっ、あっ」
「鷹夜、声、漏れちゃうね」
「んふぅっ、んっ、、ぁ、あ、あっ!待って、芽依待って、あっ、な、舐めて、るの?」
恐る恐る聞くと、今度は硬くした舌先で下からべろりと穴を舐め上げられた。
「んひっ」
「ん、、そうだよ。鷹夜のお尻の穴舐めてんの」
「あっ、ひっ、んっんふっ、んっ」
こんな事、された試しがない。
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