パラサイト

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パラサイト

いつものところに書こうかとも思ったんですが、ネタバレもしちゃうので、観てない人がウッカリ読んでしまわない様に分ける事にしました^_^。 最初はパラサイト、この前テレビでやってましたね^_^。 映画館に行こうか迷ってたら終わってた作品ですが最後は「なにを見せられたんだ私は」とかなるらしいとの評判で、松本人志さんは「あそこであんな感じの元家政婦を(家に)入れるかねぇ」と言ってた事とかが気になりますね。 そして、タイトルやら評判やらから推察するに社会派ホラーで意外なストーリーなんだと思ってました^_^。 しかし率直な感想言いますと、コメディー要素多めの風刺映画でラストも意外というところはなかった様な^_^ 松本人志さんの言っていたシーンも自分らが追い出したという負い目があるし、雨の中をずぶ濡れで忘れ物を取りに来た元家政婦を入れるのはごく普通だと思います^_^。 まぁ、元家政婦がその家の秘密の地下に旦那さんを匿ってたのは意外でしたけども、なんで態々地下に住まないといけないのか謎ですし、階段のライトを頭で押してるのは象徴的(この台詞は映画のなかで何度も出て来ますね)ではあるもののやはりコメディの要素が拭えない(実際には有り得ないという意味で)。 秘密がバレそうになって二つの半地下の家族がどったんバッタンやるシーンはジャッキーチェンを彷彿とさせるし、やっぱりコメディなのかと思いきや最後に半地下から出てきた男に家族がやられてしまう、でも最初に男の女房である元家政婦を殺したのは家族の母だし、主人公の息子が殺そうとして来たのを返り討ちにしてるのでまぁ心情的には普通。 わからないのは父親が雇い主を刺すシーンですが、それまで事ある毎に「半地下の匂い」を揶揄されていた父親が犯人の匂い(半地下っていうか地下に住んでた男の匂いなのでもっと臭いのかな?)を臭がる雇い主にキレてしまうのはわかる様な気もするけど今じゃない様な。 娘も刺されたけどまだ死んじゃいない(死んでしまってたのならキレるのも頷けるが)し、息子が瀕死の重症であることも知らないはずの段階で全てをぶち壊す様な行動とるかなぁ、しかもその引き金になってる男は娘を刺してるわけだし、娘を指した男と自分を重ね合わせるのは心情的にどうなんだろ? それくらい半地下の匂いを言われていたことが溜まっていた、そして、実は堪え性がなかったという事になるけど、そこだけ意外というか強いメッセージ性があったのかもしれませんね。 雇い主を殺した父親が全然見つからないという事とモールス信号の件は面白いのでどうしてもそこに繋げたかったんですかね? しかし、ずっと地下に住んでた男は半地下の家族と違って地上へ出る事を極端に嫌っていたしずっとそういう生活を続けていると、もうそういうふうにしか生きられなくなるのかという恐怖の風刺もあるような気がして、主人公がお金持ちになって父親を迎えに行っても、地下から一瞬あがるけどまた地下に戻っていくシーンみたいなのを付け足すと面白さが増す様な気がした。 それこそパラサイトって事でタイトルに戻るわけです。 あとずっと気になってたのは半地下の家族が住んでる上の住人が一向に顔を見せないことでなんらかの伏線になってるのではとずっと待ってたのですが結局最後まで現れる事なく終わったので、そこでなんらかのどんでん返しがあっても良かったかなぁ、まぁ余談ですけど。 まとめると 半地下から地上へ上がろうとする(したた)かな家族と地下に居続ける事を頑なに望む男とそれを支える元家政婦の殺し合いで、やり合ってるうちに何故か父親が地下に居続ける男に自分を重ねてしまってキレてしまうという映画でした。 見終わった感想は前評判のようなとんでもないストーリーではなかった。 前評判の様に見終わったあと「何を見せられたんだ!」と悩むような映画ではなかった。 前評判って大事だって事ですね^_^。 鬼滅の刃の無限列車は大晦日にひとりで観に行きましたけど(なぜひとりかって事はつっこまないでね^_^)前評判でやたら泣ける泣ける言われたので(それが原因かどうかわからないけど、おそらくそれも一因だと思う^_^)泣けませんでした^_^。 泣かせろー(笑) ではまた^_^。
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