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素人の演技論
そういえば、万引き家族のところで演技の事を云々と書きつらねたけれど、そもそもお前に演技がわかるのか?と言われると、
わかりません!(ナダルのギャグだけど浸透してなさすぎてなんのことかわからないであろう)。
まぁ、わからないながらもじゃあなにを基準に上手いとか下手とか言ってるのか書く事で合ってるかどうか判断を委ねようと思う次第である。
先ずうまい演技を知るためには下手な演技とは何かを考えなくてはならない。
つまり、ナイツの塙さんの演技を観る必要がある。
要は棒読みとか言われるのが下手と位置づけられる訳ですが、じゃあなぜ棒読みが下手なのかというと台詞を言わされている感が出てしまう(台詞だとわかってしまう)からですよね?
その、台詞にいわゆる感情が込められて、まるで本心の様になればなるほど、台詞だという事を観客は忘れていくのでうまい演技と言えるのではないでしょうか?
更にその上の演技と言うのもあって、もはや、台詞なのかアドリブなのか見分けがつかない(そう言ってくれと言われてるのか、勝手に言ってるのか判然としない)くらいに自然で尚且つ何重にも感情が折り重なってこちらの理解が追いつかないものの感情を揺さぶられざるおえない、と言った様な演技。
そういう演技の事を次元を超えたと表現してみました。
ナイツ塙さんの演技はちょい役の筈がものすごい意味深な顔で台詞を言ってしまって、逆に何かの伏線なのかと思わせるという違う意味で次元を超えてましたけど^ ^。
まぁ、お笑い芸人としては演技が下手というのも一つの武器になると思うのですが本人は気にしてるらしいですね^ ^。
そして父になる、という是枝監督の映画があって、まだ観てないんですけど、福山雅治さんと子供の触れ合うシーンで態とカメラが回っている事を子供に告げずに隠し撮りしたことで本当に自然な親子のシーンが撮れたらしいですけど、これなどは自然な演技ではなく自然体そのものなので観客の心を揺さぶるのだと思われます(観てないけど)。
以上、素人の演技論でした^ ^。
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