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Where
「はっ…?」
目の前に広がるのは中世のヨーロッパのような、よくある異世界の風景だった。
ドサッ
肩から鞄が落ちる。
その瞬間重みと音でこれが現実なのだと感じる。
「意味…わかんないんですけど 」
周りを見ると服からして庶民であろう人々が私を見ている。
いずらい…
スマホを見ると時間は元の世界と同じように動いていた。というかこのスマホ使えてるのか。
私は鞄を抱えて路地裏に入った。
スマホの電波表示には謎にXと出ている。
私は無理承知でスマホに頼ることにした。
「ハイ、バディ。現在地を教えて。」
応答無し。当然か。
「ここはクルウェルの町。始まりの地です。」
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