魔法+暗殺術=チート?

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とは言ってもノルンさんが居ない時に新しいことに挑戦したりしない。魔法は危険なもので自分で止めれるか分からない危険があるならやるなとノルンさんから厳しく言われている。 どうやら過去にそういう失敗をして大怪我をした人がいるようだ。 うん。ボクのパパなんだけどね。 旅をしていた時思いつきで魔法を放ったら暴発して大怪我を負ったらしい。丁度回復役の聖女様が居なかった時で結構危なかったって言ってたな。 そんな血を引くボクだから余計に心配されたのだ。確かにパパと模擬戦した時思いつきの魔法を使って魔力切れを起こしたので言い訳ができない。 なので1人で訓練をする時は基本的なコントロールと魔力探知の範囲拡大。後は知識を得るために本を読むことが多い。 今読んでいる本で非常に興味を引かれているものがある。それが魔法陣だ。 今の魔法使いは詠唱を用いて魔法を使うが少し前までは魔法陣を使って魔法を行使していたという。 メリットとしては魔法陣を書いてさえいれば好きなタイミングで魔法を発動できる。 魔法陣に魔力を込めれば魔法が発動するからだ。後は詠唱をしないのでどんな魔法が発動するのか読めないという点だ。 デメリットは魔法陣が複雑すぎて覚えるのと実際使えるようになるまでにかなりの時間がかかる点だ。 でも魔法陣で行使する魔法は魔力を込めるだけでどの属性でも使えるので非常に強力なのだ。 魔法陣さえ覚えれば魔力の保有量が多い人なら最上級より上の魔法も使える。 デメリットもあるがメリットの方が大きいとボクは考える。
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