魔法+暗殺術=チート?

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それでも使い手が少ないという現状が習得までの難しさを物語っているのだろう。 正直ボクも最近始めたばかりだがイマイチ捗っていない。幸いまだ時間は沢山あるから数年の間には使いこなせるようになりたいところです。 「ノア入るぞ。」 部屋の中で魔力コントロールの練習をしていたらドアがノックされてパパが入ってきた。 「ほぅ魔力コントロールの練習か?」 「そうだよ。あ、パパ昨日はごめんね。つい熱くなって酷いこと言ったしやっちゃった・・・」 素直に謝ったボクの頭をパパは優しく撫でてくれた。 「大丈夫だ。戦ってる時はアドレナリンが出てテンションが上がるもんだよ。それにパパも悪かったというかノアの気持ちも考えずに言葉を出してしまった。パパの方こそ悪かった。」 そう言うとパパも頭を下げる。 「パパは悪くないでしょ?ボクのことを心配して言ってくれた言葉なんだから。」 あとから考えたら分かる。パパは魔法を使えて嬉しくなってきていたボクの気持ちを引き締めてくれたのだと。 「だから気にしないで。」 「そうかならこの話は終わりな。正直言うとノアが思ったより強くなってて嬉しかったんだよ。」 そう言うとパパは満面の笑みを浮かべる。 なんかそう言われると恥ずかしいなもう。 そんなことを思っているとパパが部屋に来た本題を話し始める。
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